2011-09-02 失われた夏を求めて 雑記 円環する夏。 夏の魅力はまさに全体論的だというのが正しい。夏は、花火や海やスイカや入道雲や………そういった「夏っぽいもの」の総体からなっているのではない。そういう風に夏を要素還元的に考えてしまうのは決定的な過ちである。 夏。行こうと思えばあの雲の向こうにだって、あの地平線の向こうにだって、彼方にまで行けそうな、そんな空気に満たされていた夏が僕は大好きでした。 さようなら。 また来年。